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:: 橋のできるまで 

 工事の流れ〜1

 ここからは実際の現場の写真に沿って作業の流れを説明します。

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1.工事着手前
右側がA1になります。





 

2.ヤード整備
施工マウンド(土)+敷鉄板による作業ヤード
橋梁工事はとても大きなクレーンを使う為特に堅固で平坦な
広いヤードを必要とします。
ここを適当に済ませてしまうと、以後の作業に多大な影響
がでてしまいます。
まさに「段取り八部」以上と言えるでしょう。
 

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3.クレーン搬入
ベント基礎杭打ち込み用クレーンの搬入状況です。
(50t吊クローラークレーン)





 
4.ベント基礎杭打設
当現場の地盤は非常に軟弱で、特にベント(B-2)箇所で必要地耐力
が得られず、設計変更により基礎杭を施工しました。
N値が5以下の地層が約30mあり、その為基礎杭もH-350を
L=30m 計8本 打設しました。
写真のクレーンで吊っている機械が電動バイブロで、電気の力で起振し
自重と起振力で杭を打設するものです。

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5.ベント組立
基礎杭打設後ベントを設置します。
ベントとは桁架設終了迄の間一時的に桁を支える為のもので
桁のボルト本締め完了後撤去します。
本工事ではベント1基当たり最大 737.8KNの荷重を支えます。


 
6.ワイヤーブリッジ足場組立
桁架設用の足場を設置します。
はじめに既設橋台及び橋脚間にワイヤーを張り渡し、その上に予め
地組しておいた足場を載せて固定していきます。
このワイヤーブリッジ足場は山岳地帯の現場でよく採用される足場工法
です。

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7.架設用クレーン搬入
桁架設用に200t吊オルテレーンクレーンを使用します。
大きなクレーンですのでバラバラな状態で搬入し、現場で組み立てます。
トレーラーで7〜8台に分けて運んできます。




 
8.架設用クレーン組立
現場にて各パーツを組み立てていきます。
組立用に50t吊クレーンと25t吊クレーンを使用し、共吊りにて組立です。
ちなみに下の台車はドイツ製で左ハンドル、タイヤが12本ついていて
前輪2軸と後1軸が自在に方向を変えることができ、車高も自在に変更
可能です。
台車は全長14.25m、全幅3.00m、重量44.6tで自走可能です。

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9.桁搬入
桁の搬入です。
桁高が2.8mあるため、全て低床トレーラーによる搬入です。


 
10.桁地組
搬入された桁を地組します。
当工事では最大3本の桁を地組し、全長約24m、重量約15.4tに
組み立てた状態で架設します。

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11.桁架設
いよいよ桁架設です。
200t吊オルテレーンクレーンを使用します。


 
12.ゴム支承設置
橋台・橋脚上にはゴム支承を設置し、その上に桁を架設します。



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13.対傾溝取付

 
14.桁架設完了

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15.落橋防止装置取付

16.伸縮装置取付

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17.高力ボルト挿入

 
18.ボルト本締め

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19.トルシアボルトマーキング

 
20.ボルト本締完了

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21.吊足場組立

 
22.吊足場完了







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